赤字経営から黒字経営への業績アップ支援事例
大阪市A社様(アパレル製造卸業)
業績アップ支援前の課題
- 試算表のできあがるのが2~3か月後であった
- 在庫管理が決算月のみであった
- 中長期経営計画をたてていない
業績アップ支援後の成果
- 翌月15日までに損益を把握できる状態に
- 毎月在庫管理を徹底し、売上原価を正確に把握できる状態に
- 経営計画を策定し、高収益体質の企業へ変貌
業績アップ支援後の詳細
アパレル製造卸のA社は、創業以来順調に業績を伸ばしていましたが、あることをきっかけに業績が悪化。一転、経営危機に陥りました。
その当時は在庫金額を会計に反映させるのは決算時のみであり、試算表が出来上がるのも2~3か月後という典型的などんぶり勘定の企業でした。
そんな時弊所とご縁があり、改善提案をすることに。
提案①:在庫を毎月の損益に反映
アパレル業界は仕入れの時期が決まっており、特定の時期に在庫が一気に増えます。
それを販売していくことで在庫が消化されていくため、在庫金額を毎月の損益に反映させることは数字を把握するうえでとても重要です。
まずは販売管理システムの在庫を整理し、在庫金額の精度を高めていただきました。
次に精度の高い在庫金額を会計に反映させることで、正確な売上原価を把握できるように改善しました。
提案②:タイムリーな損益で経営判断を
試算表を2~3か月後に確認しても経営判断の役には立ちません。
そこで、翌月15日までには損益を把握できるようにタイムスケジュールを変更し、鮮度の高い数字で経営判断ができるように改善しました。
また、消費税を税込経理から税抜経理にすることで、損益に消費税を影響させない精度の高い損益を把握できるように改善。
提案③:正確な数字を元に経営計画を策定
正確な在庫管理・タイムリーな損益の把握ができるようになったことから、経営判断が適切にできるようになりました。
そこで、弊所が開催する中期経営計画を作成するカリキュラムに参加していただき、未来をイメージした経営計画を策定していただきました。
中期経営計画を作成するときの未来をイメージしたときの気付きによって、利益率が大きく改善しました。もともと商才のあった社長のもと、全社一丸となって奮闘した結果、高収益体質な企業に生まれ変わることに成功。
お客様のお声
ある毎月の月例報告の際に社長との会話で、
「毎月の数字がきっちりわかるようになり、原価率が暴れることがなくなりましたね。」
「それに、月次ベースで赤字になる月がなくなりました。すばらしい成果ですね。」
とお話しすると、
「もう数字が把握できない以前の状態には怖くて戻ることはできません。」
「安心して経営判断ができるようになりました。これからもいろんな提案をよろしくお願いします。」
と笑顔でお話しくださいました。